手術後の腕のむくみとケガ
乳がんを手術してリンパ節を取ってしまった人は、退院した後に腕がむくんでしまう事があります。
リンパ節を切断してしまうので、リンパ液の流れがリンパを取ってしまったところで滞ってしまいます。乳がんの場合はわきの下のリンパ節を取るので、肩から腕のリンパ液が流れずに滞ってしまい、腕がむくんでしまうのです。リンパ節を取ってしまうといっても全部取るわけではなく、少しはリンパが流れているので、その流れを助けるようなマッサージを外側からおこなってやれば、リンパ液は溜まらずむくみも少なくて済みます。
リンパによる浮腫(むくみ)を改善するマッサージをリンパドレナージといい、手のひらでゆっくりとリンパに沿って皮膚全体をずらすような感じでマッサージをします。やり方が分からなければ病院の医師や看護士などに教わってください。
弾性スリーブといって腕や手を圧迫しながらリンパを上部に戻していくサポーターも考案されています。圧力の度合いや素材の違いなど色々なものが出ているので、自分の症状に合ったものを選ばなくてはなりません。使う前には医師や看護士の許可を得て、使用上の注意を必ず聞いてください。
リンパ節は、外からの細菌の進入やウイルスの進入を防御している働きをしているところなので、リンパ節を取ってしまうと、この働きが弱くなり、少しのケガでも感染しやすくなります。また治癒能力も弱くなっているので、小さな傷でもきちんと消毒をし、滅菌ガーゼなどで傷を覆って置いてください。
定期健診などで注射針を刺したり、血圧測定などもリンパ節を取っていないほうの腕で行うように気をつけてください。
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